消えたhttps
httpsが見られなくなった
GoogleChromeが10周年を迎え、バージョンが新しくなりました。
最新のバージョンは『Chrome 69』です。
デザインもかなり新しくなりましたが、基本的なシステムも変わったようです。
最も大きな変更は、サイトのアドレスであるhttpsのスキーム(枠組み)の表示が無くなった事でしょう。
元々事前アナウンスで告知されていたとはいえ、慣れてないと不思議に感じます。
wwwも消えた?
また今回の変更では、同じくサイトのアドレスであるwwwの表示も非表示設定となっていました。
例えば
https://www.homepage.com
というサイトがあるとするとChrome 69では、
homepage.com
だけ表示されるようになるのです。
httpsの非表示と重なると、昔からインターネットを利用している方々にとっては違和感があるかもしれません。
Googleの希望は安全なインターネット世界への変換
Googleは以前から、インターネットのより安全にするにはURLを廃止するのが適切ではないかと考えています。
インターネットが普及するにつれURLが長文化した事により、詐欺や違法行為(フィッシングサイト等)を行いやすくなっているようです。
Google自身も自社の名前を騙った詐欺サイトが何度も登場しているだけに、URLをできるだけ表示させずにインターネットを利用してもらいたいと思うのは当然かもしれません。
設定を変えれば元のように
このhttpsやwwwの非表示、SEOに携わる人間にとっては不便である事が多いので、元に戻したい方も多いはず。
その場合には、
・アドレスバーに『chrome://flags』と入力する。
・英語のページが出るので『Omnibox UI Hide Steady-State URL Scheme and Trivial Subdomains』で検索。
・右の設定部分(大抵はDefaultになっている)を『Disabled(無効にする)』に変更
これで元に戻せます。
Googleの安全に対する考えはわからないでもないですが、根本的な問題解決をしないままユーザーが利用するブラウザ設定を変えた所で混乱するだけのような気もしますが、どうなのでしょうね?