現状のWEBもメインコンテンツが動画のみはNG
動画のみでページを作るのはSEO的にNGです。Google 検索は、ページのメインコンテンツとして動画を利用することは推奨されていません。動画はメインのコンテンツを補強するための要素として積極的に利用していくべきです。
Googleの見解
Google の ジョン・ミューラー氏は下記のように述べています。
「一般的に、ウェブのメインコンテンツとして動画を使うときは気を付けたほうがいい。メインコンテンツを補う形で動画を使うべきだ。メインコンテンツの置き換えとして動画を使うのはNGだ。
動画を単に貼り付けるのではなく、その動画に関するコンテンツ、例えば文字起こししたものやその動画の内容に関する見解を加えるなどメインコンテンツを裏付けるための参照先として利用したりするといいという判断だ」
動画の理解はまだ難しい
単独のメインコンテンツとしての動画利用をミューラー氏が推奨しない最も大きな理由は、動画の内容や価値を理解することが Google にとってまだ難しいからです。
動画の内容を認識する技術はまだ確立されていません。画像にも同じようなことが言えます。
画像のキャプションや画像周りのテキストコンテンツ、 alt 属性が画像の SEO では決定的に重要です。機械学習を用いた画像認識の技術も現在 グーグル は画像検索には用いています。しかし、動画認識の技術はまだ検索で本格的に実用化するまでには至っていません。
サイトにはGoogle の理解を手助けするためのテキストコンテンツが必須です。動画サイトマップ、動画構造化データを作って下さい。SEOに大いに貢献します。
他人の動画をリンクとして貼り付けるだけでwebページを作るのはもちろん論外です。ただ自分が1から10まできちんと作成したオリジナル動画でも、文字起こしは必須。動画はあくまでサブという位置づけになります。
まとめ
文字に比べて画像の認識は複雑です。その画像の集合体である動画の認識が更に困難なものであるということは想像に難くないでしょう。
常識的に考えれば動画を認識するなど不可能なことのように思われます。しかし現状の複雑な検索システムを確立したグーグルですからいつの日にか、動画の善し悪しを見分けることも達成可能な気がします。
個人的には、テレビ番組のように複雑に作られ凝りに凝った動画より、素人感があっても内容が面白いコンテンツが評価されることが望ましいです。