ブログのコメントも評価対象に
Google は訪問ユーザーが投稿したコメントであることを認識しようとしますが、書き込まれたコンテンツはそのページのメインコンテンツとして扱われるようです。
コメントはメインコンテンツ?
「ブログのコメントを Google はメインコンテンツとして扱う? それとも補助的なコンテンツとして扱うのか?」
このような質問にgoogleのジョン・ミューラー氏は次のように答えました。
「状況にもよるが、ページのメインコンテンツの一部としてみなすこともある。
フッターやサイドバーのようにページのテンプレートの一部になっているような要素はさほど重要視しない。しかし記事やそのページにある変化するコンテンツ、これにはコメントも含まれるが、そういったものはメインコンテンツとして見ることもあるだろう。
ブログに書き込まれたコメントであるということを理解しようとはするだろう。それでも本質的には、コメントはメインコンテンツの一部だ。
ブログの記事に十分なコンテンツがない一方ですごく良いコメントがたくさんあったとしたら、そういったコメントはそのページにおいて非常に役立つから無視してはいけないと、最初の段階で判断するケースがときどき起こりうる」
コメントは以前から評価対象
書き込んだコメントがメインコンテンツの一部で、ページの評価に影響を与えることは新しい事実ではありません。
注意したいところは、コメントはプラスの評価にもなりうるしマイナスの評価にもなりうることです。
役に立つ情報が含まれるコメントはページの評価に良い影響を与えます。反対にスパムコメントが多数書き込まれていたらページの価値を下げます。
このような観点から、コメントの監視は大切です。
スパムコメントをブロックするプラグインの利用も視野にいれましょう。
すべてのコメントがインデックスされる?
良いコメントという条件が付きますが、コメントがページの価値を高める可能性があることは魅力的に響きます。
しかしコメントが必ずしもインデックスされるとは限りません。コメントセクションを JavaScript で生成するような仕組みを使っていたとしたら、その JavaScript を Google がレンダリングできなければなりません。
JavaScript によるコメント表示機能を利用しているなら、URL 検査ツールできちんとレンダリングされているかどうかを確認しておく必要がありそうです。
コメントをインデックスさせたくなければ JavaScript で表示するように構成し、その JavaScript を robots.txt でブロックしておくという技が使えます。
また、WordPress の標準のコメント機能のように静的な HTML でコメントが生成される場合はレンダリングを心配する必要はありません。
それでも、コメントが(クロールされても)インデックスされないケースが発生することがあります。
インデックスされなければ当然のことながらページの評価には(プラスにもマイナスにも)影響しません。
コメントがインデックスされているかどうかは、そのコメントの部分的にコピーして検索してみると調べられます。
コメント投稿を利用しているサイトでは、コメントはプラスにもマイナスにも働くということを認識しましょう。
まとめ
コメントがぺージの評価対象になるということは、優良コンテンツをきちんと作っているサイトにとってこれほどいいことはありません。
しかし、悪意のある投稿者やウィルスに狙われた場合は対応に苦慮します。
自前コンテンツはわかりやすく管理し、何かあったときのためにきちんと監視することが重要です。