MFIの強制移行 2021年3月末まで延期 Google

by SEO Consultant · 2020年7月31日

モバイルファーストインデックスへの移行を 2020 年 9 月に Google は開始する予定でしたが、
世界を取り巻く昨今の状況を見て、2021 年 3 月末まで延期することを決定しました。

モバイルファーストインデックス（MFI）の強制移行の延期は予想できたことではあります。
新型コロナウイルスの世界的流行を考えれば当然でしょう。

また延期のアナウンスとともに、新たに見つかった、MFI 移行の障害となる問題をもGoogle は解説しています。
MFI にまだ移行していないサイトには、延期よりもこちらのほうが重要かもしれません。

以下のような問題点を Google は指摘しています。

画像の質

サイズが小さく解像度が低い画像をモバイル向けサイトで掲載するのをやめましょう。

PC 向けページでは、通常の大きな高解像度の画像を掲載しているのに、モバイル向けページでは、スクリーンの大きさに合わせる目的で小さなサムネイル画像だけを掲載しているとしたら、クオリティが低い画像だと Google は認識します。画像検索での評価を低くするかもしれません。

モバイルページの画像にも、明確で意味が通る alt 属性を付けます。
alt属性を付けない、空っぽにすることも良くありません。

モバイルサイトでは、PC 向けサイトと異なる URL で画像を配信している場合は、一時的なトラフィックの現象が画像検索で見られるかもしれません。

可能であればモバイルサイトでも PC サイトと同じ URL で画像を配信することが推奨されています。

タップやスワイプなどユーザーのアクションによって、画像を読み込ませる構成ではその画像を Googlebot が認識できません。
Googlebot は、タップもスワイプもしないからです。
たとえば、＋ボタンをタップすることで残りの画像が読み込まれたとしたら、その画像はインデックスされません。

ただしスクロールによって、読み込まれる画像の Lazy-load は推奨構成に従っていればきちんとインデックスされるのです。

モバイルページでは、PC 向けページと異なる URL で CSS や画像などのリソースを配信している場合、そのリソースを robots.txt でブロックしてはいけないのです。
たとえば、CSS をブロックしてしまったら、Googlebot はそのページを正常にレンダリングできなくなります。

モバイルページでの画像をブロックしたら、画像検索からのトラフィックがゼロになります。

要点だけを簡潔にまとめました。

完全な説明は公式ブログの記事で確認してください。

MFI の強制移行の発表は重要です。日本語記事も近いうちに出ます。
日本語で読みたい方はそれまで少し待つのが良さそうです。