Googleによる、パーソナライズド検索の真相
あなたに適している検索結果を表示するパーソナライズド検索。あなたの所在地や過去に検索したキーワード、SNSのつながり、過去に訪問したサイトなどでユーザーの属性を判断し、適した検索結果を表示する機能で、検索する人の数だけ検索結果があると言われているものです。
しかし、実際にgoogleの検索結果はパーソナライズド検索となっているのでしょうか。
この興味深い話題の真相がついに分かりましたのでお伝え致します。
パーソナライズド検索はほぼ適用外
Google SearchLiaison の Twitter アカウント(運用は Danny Sullivan )が、パーソナライズド検索に関する真相を解説し話題となりました。
パーソナライズド検索はほとんど適用されていないと明言しています。要点は以下の通りです。
- 検索履歴によっては検索結果がパーソナライズされます。属性(年齢や性別、職業)ではパーソナライズされません。
- パーソナライズ検索は頻繁には起きないし、起きたとしても劇的に結果を変えるわけではないのです。
- 新規に立ち上げたシークレットモードで検索すると、パーソナライズが軽微なものであることを調べられます。
- ウェブアクティビティを無効にするとパーソナライズ検索を適用されないようにすることができます。
- パーソナライズの違いは些細なはずなのに、人によって検索結果が異なる理由:
- 検索している場所
- 言語設定
- 利用している端末
- 常に変化する検索の本質
- 場所に応じて検索結果が変わるのは最もよく起こります。日本、米国でそれぞれ水族館と検索すると異なる結果が出るのは当然です。
- 言語に関連するよう検索結果が変わることはありますが、これもパーソナライズド検索ではないのです。日本語で検索して日本語のページが表示されるのは自然なことです。
- トップニュースはパーソナライズされません。
ローカライズ検索の影響は大きい
検索履歴がパーソナライズ検索に影響することがあるとしても、直前のクエリだけです。昨日、ましてや先週の検索結果が影響することはないといえます。
もしパーソナライズ検索の影響は、ごく僅かです。
お隣で検索している方とまるで違うということはないのです。
けれどもローカライズ検索は機能しており、劇的に違います。日本とサウジアラビアで飲食店と調べて同じ結果になるということはまず考えられません。
しかしローカライズ検索はパーソナライズド検索とは違います。誤解されている方が多いと言うのは聞いた事があります。
まとめ
パーソナライズド検索はまったくない訳ではありませんが、その影響は軽微なものだということです。しかしサイトの本来の順位を確認する際はシークレットモードを使用することをオススメします。