専門性を示すことがGoogle検索では大事
今年3月のコア アルゴリズム アップデートの影響で順位が下がったサイト管理者に Google の John Mueller(ジョン・ミューラー)氏は下記のようにアドバイスしました。
ジョン・ミューラー氏の意見
「品質に関係する全体的なアップデートで、コア(アルゴリズム)アップデートと私たちは呼んでいる。概して言えば、ユーザーのクエリに対してどのページが最も関連性が高いかを見つけ出すものだ。たとえば、内部リンクが最適な状態になっていないといったような技術的な問題を修正することも確実に役に立つ。すべてのサイトに当てはまるようなことを言うのは難しいが、特定のトピックについて専門的であるかどうかも関係してくると思う。専門性も間違いなく確認したほうが良い。
公開してから1日しかたっていないサイトが専門家になれないのは明らかなことだ。Google の目に専門家であるかのようにごまかして見せかける、魔法のような方法はない。
本質的には、そのトピックに関して専門的なコンテンツを提供していることを示す以外に方法はない――5分ほど調べただけで記事を書いた無名のブログとは違い、そのトピックについて本当によく精通していることをわからせて、ユーザーが真剣に受け入れてくれるようになることだ」
専門性を高めるためには?
残念ながら「◯◯すればいい」と簡単に片付けられる問題ではありません。ミューラー氏が言うように見せかけることはできません。特効薬もありません。Google も、専門性の判断はこれで完璧だとはならないので、コア アルゴリズムのアップデートを繰り返すのです。
誰が運営しているかわからない。運営者の名前(ハンドルネーム)はわかっても経歴も経験も謎。つい最近公開したばかり(有名人が新規に立ち上げたサイトなら別)。記事の情報源が不明。他のサイトと同じようなことを書いてる。
ミューラー氏は上記のような特徴を除外したサイト制作をすすめています。
真似をするべき?
結局現時点でできる対策としては、上位表示されているサイトの作りを参考にすることが近道だといえそうです。最近は検索でスパムページが上位に表示される事が少なくなりました。以前に比べれば、これはGoogleの企業努力と言うべきですが、目的の情報にたどり着きやすくなったように思われます。
また上位に表示されているサイトはSEO的に何らかの理由があります。完全にコピーするとペナルティの対象になることもあるので、適度に真似してみましょう。