1年以内には全サイトにモバイルファーストインデックスを適用 Google
今後 1 年以内にすべてのサイトのモバイル ファースト インデックス(MFI)への移行を Google は予定しているみたいです。
6 か月 〜 12 か月の間に完了
MFI 移行の問題を検出したメールに次の 1 文が含まれています。
Google expects to apply mobile-first indexing to all websites in the next six to twelve months.
今後 6 か月から 12 か月ののちにすべてのサイトにモバイル ファースト インデックスを適用することを Google は予定しています。
早ければ半年、遅くとも 1 年以内に全サイトの MFI 移行を完了させる計画みたいです。
たとえ移行準備が整っていなかったとしても強制的に MFI へ移行されると推測されます。2019 年 7 月 1 日からは Google が初めて発見したサイトは、MFI 対応しているかどうかにかかわらず、最初から MFI です。
ランキング変動が発生する可能性も?
2019 年 7 月 1 日以前からインデックスされているサイトはMFI に移行してもランキングに大きな影響がないことを Google が確信したうえで、実際に移行されます。
しかしながら、強制移行が実行された場合、MFI への準備がまだ完全ではないとしたら、順位が下がる可能性も。
例えば、PC サイトにあるコンテンツがスマホサイトになかったとしたら、PC サイトにしかないコンテンツは評価対象でなくなってしまいます。
スマホサイトのコンテンツを Google は見るからなのです。
MFI への移行が完了しているサイトには、この記事でお伝えしたことは関係ありません。
しかし、MFI にいまだに移行していないサイトは、本当に準備が整っているかを今いちど確認する必要があります。
MFI に移行しているかどうかは Search Console で調べられます。カバレッジ レポートや拡張レポート(例: パンくずリスト)で、スマートフォン版クローラと PC 版クローラのどちらが主としてそのサイトをクロールしているかどうかを確かめることができます。
「メインクローラ: PC」あるいは「ソース: パソコン クローラ」と出ていたら、MFI には移行していないとほぼ間違いなく考えられます。
MFI 移行していないことがもし分かったら、Google が公開している MFI 登録に関するおすすめの方法を参照し対応箇所を洗い出しましょう。(このドキュメントは今年 1 月に刷新されました。日本語ページは古いままでしたが、現在はアップデートされています)。
問題箇所に対してはすみやかに対応します。
ただし、対応の必要が絶対にないと確信できるにも関わらず MFI に移行していないケースもあります。
Google が処理していないだけだと思われます。この場合は1 年以内の強制移行を待ってかまわないでしょう。