品質チェック≠検索アルゴリズム
こういう場合は消すべき?
前回お話した「誰が書いてもGoogleは評価する」についての記事は海外でも話題になりました。
中には直接John Mueller(ジョン・ミューラー)氏に質問をしたケースもあるそうです。
【質問】
自分を含めた複数のライターが寄稿しているサイトを経営している。
サイト全体のコンテンツの為に所属するライターのレピュテーションについて調べたところ、あるライターのレピュテーションが悪い事が分かった。
しかしサイトには良いコンテンツを提供してくれるライターなので、彼の作ったコンテンツは残しておきたいのだけれども。
これについて、John Mueller氏は次のように答えました。
【回答】
まず注意して欲しいのは、必ずしもGoogleの品質ガイドラインを検索エンジンのアルゴリズムが採用しているとは限らないと言う事だ。
サイトに関わる人間全員のレピュテーションをチェックすると言うのは、検索エンジンのアルゴリズムには組み込まれていない。
よって悪いレピュテーションを持つライターの記事を削除してもサイト更新の一環として扱われるだけで、検索でのランクが上がるわけで無い。
品質チェックと検索アルゴリズムは別々の存在
品質ガイドラインの使命は検索で見つかるサイトの品質を評価するもの。
検索アルゴリズムの使命はどの順位で検索結果を表示させるかを決めるもの。
似ているようで、実はまったく違う立場のシステムなのです。
もちろん、検索の上位に表示されるようになるには品質の高いコンテンツを制作する必要があります。
しかし品質ガイドライン≠検索アルゴリズムという事を頭に入れず、レピュテーションのみを追い続けてしまうのは正しい事ではないでしょう。