タブはランクダウンの要因となるか

タブとアコーディオンは評価の下がる要因か

サイトで見かけるタブとアコーディオン。
クリックするとタブが増えるサイトや、クリックやマウスオーバーをする事により詳細が表示されるアコーディオン。
Webサイトのナビゲーションメニューとしては非常に便利なこれらの技術。
SEOの観点から見るとどのような評価となるのでしょう?

風評では「評価は下がる」

噂クラスの話題としては、タブやアコーディオンを使う事で評価は下がるという意見が多く見られます。
これはダン・ペトロヴィック氏(Dan Petrovic)が実験を行った事でさらに勢いが付くでしょう。

ダン氏の実験では、同じ内容のサイトを一方では普通に、もう一方ではタブやアコーディオンを使用した状態でテストした結果、隠されたコンテンツであるタブやアコーディオンを使用したサイトの方は、モバイル指数で低かったそうです。

In all test queries site B (revealed content) outranked site A (tab/accordion). In addition to that, no query bolding was evident in any desktop snippets for site A.

All websites were based on WordPress using the same plugin which renders tabs on desktop and accordions on mobile.

Despite other claims and obvious usability advantages, hidden content appears to be devalued in mobile-first index. 

引用元:DEJAN SEO

Googleからは「評価は変わらない」

Googleのゲイリー・イレーシュ氏はその実験結果に対し、
「私の知る限りでは何も変わっていない」
とコメント。

初期状態でタブやアコーディオンに隠れた状態であっても、評価は変わらないとしています。

その差はコンテンツの制作手段にある?

結局、タブやアコーディオンは評価が下がる原因になるのか?
その答えは、テスト用に作られたページにおいて発生した問題かもしれません。

テストページのタブやアコーディオン制作において、使用されたプログラムはJavaScriptでした。
これに対して、ページの評価を行うWRSとして、GooglebotはChrome41と同程度の性能を持っています。
この「Chrome 41」は現在のブラウザを比べるとバージョン(≒性能)が低く、JavaScriptを正常に認識しないようなのです。

簡単に言うと、

×タブやアコーディオンの利用によりGoogleの評価が低くなった
○タブやアコーディオン内の記事を認識できなかった為Googleの評価が低くなった

という事になるのでしょう。

SEO Consultant

2003年頃からSEOに興味を持ち、情報の少ない中英語サイトから学びつつ、多くのサイトを運営し順位を追うことで、常にGoogleの変化を理解し、時代に合わせてSEOコンサルティングしています

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