本当に強い少数のページを作るべき

中身に乏しいページが大量にできあがっていることを不安に感じているサイト管理者に対し、Google の John Mueller(ジョン・ミューラー)氏は以下のようにアドバイスしました。

内容が薄いページがたくさんあるなら 少数のページに統合してコンテンツの量を増やして品質を高くするように作り変えたほうがいい

 

本当に強い少数のページを作る

2、3 行で終わってしまうような量が少ない質問・回答が大量にできあがるらしく、内容が薄いページに Google には見えるに違いないとサイト管理者は心配します。

具体的にサイトを見ていないし、一般論だと断りを入れてミューラー氏は次のようにすすめました。

大量のページをサイト内に作って分散させるよりも、少数ページにまとめて本当に強いページを作ることを推奨する。自分が提供したいと思う情報を掲載して、高品質なランディングページを作ったほうがいい。

少しのコンテンツしかないページをいくつも作るのではなく、数を絞り込んで品質がより高いページを作る方針を私なら選ぶ。

 

コンテンツの量が少ないことは必ずしも品質が低いことを意味しない

数行しかないページが 1,000 ページも 10,000 ページもあってサイトの大部分を占めていたら、中身のないサイトだとユーザーにも Google にも思われてしまうでしょう。

ページを大量生産することで検索トラフィックを稼げる時代はもはや通用しない方法です。この前時代的な方法は一見とても高度でスマートなやり方に思えるのですが最悪だと言えます。所詮検索アルゴリズムの隙をついた一種のテクニックだったためです。

むやみにページ数を増やすのではなく、ユーザーに本当に喜ばれるページを1 つずつ丹念に作っていくことが検索エンジンの評価にも繋がります。

 

コンテンツが隠れているのはOK

タブや展開式メニューによって初期状態で見えていないコンテンツであっても、モバイル ファースト インデックスでは評価が下がることなくインデックスされます。
確かにPC ページがインデックス対象になっているときは、初期状態で見えていないコンテンツは重要度が下がることがありました。

 

MFI では問題にならない?

モバイル ファースト インデックス(以下、MFI)に切り替わったあとは、初期状態で隠れていても通常どおりインデックスされ評価の対象になります。
と言っても、これは新しい情報ではありません。

それでも、今年の 9 月(2020 年 9 月)からすべてのサイト MFI に移行します。
あらためて確認しておくもの悪くないでしょう。

たとえば、Wikipedia は各項目の見出しだけを初めは見せています。
タップすると展開して、説明が出現します。

非表示コンテンツ

初期状態で見えていなくても問題にはなりません。次の点には注意する必要があります。

ユーザーにわかるように

コンテンツが非表示になっていることがユーザーにとって明白でなければなりません。そして、ユーザーが簡単に表示できなければなりません。

ユーザーには見えず検索エンジンだけに見えるようにしているとしたら、それはガイドラインが禁止している隠しコンテンツなのです。

HTML コードに存在していること

HTML コードとしては最初から存在している必要があります。

ユーザーアクションによって動的に生成されるとしたら、そのコンテンツは Google には認識されません。
Googlebot はタップしないのです。

CSS を使って初期状態で見えないようにしておくのが一般的です。
アクションを検出する JavaScript は使いません。

これら 2 つを守りさえすれば、初期状態で表示しない UI を使った隠しコンテンツはまったく問題ないのです。

SEO Consultant

2003年頃からSEOに興味を持ち、情報の少ない中英語サイトから学びつつ、多くのサイトを運営し順位を追うことで、常にGoogleの変化を理解し、時代に合わせてSEOコンサルティングしています

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